【老人保健施設】介護スタッフとして働いた2年で上司から叱責され体も心もボロボロ。何一ついいことがなかった老人保健施設で勤務した日々。

【老人保健施設】介護スタッフとして働いた2年で上司から叱責され体も心もボロボロ。何一ついいことがなかった老人保健施設で勤務した日々。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
24歳

【当時の職業】
老人保健施設の介護スタッフ

【当時の住まい】
地方都市の田舎の実家の一軒家で両親と祖母、実妹と暮らしていた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
大学卒業時に就職氷河期で仕事がないまま卒業しました。
親からとにかく正規雇用の仕事をするようにと言われたものの、地方都市には当時は正規雇用で採用される仕事が介護くらいしかなく、半ば致し方なく介護施設に就職することにしました。

【環境と仕事内容】
老人保健施設に入所する高齢者の介護を行いました。
元々病院として建てられた古い病棟を利用していたので、高齢者が生活でいる仕様にはなっておらず、エレベーターなどは車いす一台入れるといっぱいになってしまうような不便さでした。
正規雇用なので仕事は日勤はもちろん、夜勤もありました。
給料は非常に安く、毎月5〜6回夜勤をしても手取り10万円ちょっとという状態でした。

【大変だった時期】
働いてから1年後に別の部署に異動になって以降大変だった。




【大変だったこと】
異動した要介護5のみの入所者のいる部署は働いている看護師の数が多く、常に仕事をチェックされており、少しでも看護師が気に入らないことがあれば、叱られるといった日々でした。
そして多くの人たちが口々に違うことを言い、仕事をするたびにこれは違う、こうじゃないと厳しく指摘されました。
当時20代前半だった私は一体何が正しいのかわからない状態でした。
また夜勤業務も非常に過酷であり、表向きは100名の入所者に対して看護師2名と介護スタッフ3名と当時の基準を満たしていたようですが、実質は施設は3フロアに分かれており、それぞれ1人ずつが1フロアで夜勤をする状態でした。
今で言うワンオペであり、私が勤務していたフロアは40名ほどいて、一晩でその全ての入所者のおむつ交換をしていました。
回数は延べ100回にも及びました。

【大変だった期間】
2年間勤務していました。




【当時の心境】
本来であれば、介護以外の仕事をしたかったのですが、当時は仕事はほとんどなく、転職したくてもできない状態でした。
また仕事が不規則で休日も不定期だったので、同年代の人と遊ぶこともできず、彼氏もいない生活をしていました。
職場には40代半ばをはじめとして30代以上で独身だという女性スタッフが数多くおり、ここにいれば生涯独身で過ごすことになるかもしれないと思っていました。

【職場が大変だった原因】
老人保健施設を運営していた医療法人の先代が介護スタッフを使い捨てにするような人だったと聞いており、その頃から介護スタッフの待遇は悪かったようです。




【仕事で良かったこと】
給料は安い、いつも叱られる、休日も夜勤をすればするほど減らされるなど、いいことは1つもないと思っていました。
ただ介護職の経験がある人は、同じ介護業界では貴重なようで、特に入所施設に勤務していた人の待遇はよく、結婚して出産し、10年以上のブランクがあったにも関わらず高時給で介護の派遣で働けたので、経験があってよかったと思っています。




【特にひどかった最悪の出来事】
重度の認知症の高齢者に顔をげんこつで殴られました。
目の部分を思いっきり殴られ、視力が低下しました。
しかしその職場は労災に入っていなかったようで、事故が発生した時、上司から併設の医療機関を受診するようにと言われたのみでした。
しかし併設の医療機関は眼科や外科ではない専門外で、そこで特に治療をすることもなくうやむやにされてしまいました。
それをきっかけに視力が低下した上、殴られた時に頭も打っていてしばらくは自身の認知機能も低下していて仕事をしていても体に力が入らなかったりうまく頭が働かなくなってしまい、一層上の人たちから怒られるようになり、最終的には上司の判断で仕事を解雇になりました。
ただし解雇という形はとらず、こちらからの自主退職ということで手続きを取られました。




【相談した人・助けてくれた人】
職場には頼れる人は誰もおらず、助けてくれる人もいませんでした。
一部の上司は私の働きぶりを認めてくれる人もいましたが、どちらかというとサボり癖のある人たちが多い職場で、真面目に働く私のことを面白くないと思った人が多かったかもしれません。

【改善のための行動】
こちらとしては皆が嫌がるような仕事を積極的に引き受けて嫌われている人たちに少しでも認めてもらおうと思いました。
しかしそれでも少しでもできていないと強く当たってきたり、真面目にするのをいいことに仕事をたくさん押し付けてきたりととにかく人間関係には恵まれなかったと思いました。




【現在の状況と心境の変化】
その職場を退職して20年近く経ちました。
その後結婚出産の経て約2年だけ、介護の仕事にパートとして就いたことがありました。
しかしその理由は当時まだ小さな子どもがいて、他の業種ではなかなか採用されず、極度の人手不足だった介護職だけ採用されたので本意ではありませんでした。
その職場でも同様に先輩から目をつけられて嫌がらせを受けたので退職し、今は専業主婦です。

【学んだこと】
とにかく人は信用しない、嫌であればその場を離れる、ということです。
当時の職場で退職直前には体重が激減し、精神的に不安定になってしまい、日常生活もできないほどでした。
自分を破滅させるくらいならば離れてしまった方がずっといいと思いました。



【当時の自分へのアドバイス】
当時同じ職場に後から入ってきた年下の介護スタッフは、仕事は適当、上司にも口答えするといった状況でも反論できる子でした。
しかしそのような状態でも介護スタッフとして仕事を継続していました。
なので自分ももう少し思ったことをきちんといえる人間であればそのような過酷な職場でもうまくやっていけたのかもしれません。