【有料老人ホームの介護職】重労働で腰を痛めてしまい、退職して、転職。優しい老人ばかりではない

【有料老人ホームの介護職】重労働で腰を痛めてしまい、退職して、転職。優しい老人ばかりではない

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
21歳

【当時の職業】
介護付き有料老人ホームの介護職

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
福祉系の学校に通っていたので、自然と老人福祉の道に進むと思っていた。
家から近所で求人が出ていたので決めた。

【環境と仕事内容】
介護付き有料老人ホームの新人介護職として働いていました。
重度の介護が必要な方ではなく、比較的軽度の老人が入居している施設でした。
入居者は何らかの理由で家族が介護するのが困難な方で、お金を払って施設で生活している方ばかりでした。
認知症の入居者、そうではない入居者もいました。
働いていたのは看護職が数名と、介護職が30名程でした。
勤務は、早番や遅番は8時間でしたが、夜勤は夕方から翌朝までの勤務でした。

【大変だった時期】
2週間くらいして夜勤が始まってから大変になった




【大変だったこと】
早番や遅番、夜勤と不規則に勤務しなければならないのが大変でした。
特に夜勤がつらく、体が慣れませんでした。
夜勤明けは休みでしたが、ほとんど家で寝て過ごし、何もする気になれませんでした。
家と職場の往復ばかりでした。
友人と休日が合わず、会うことができませんでした。
希望を出せば休みは取れますが、言い出しにくかったです。
仕事はしているけれど、プライベートが全く充実していませんでした。
介護の仕事は重労働でした。
1人の老人に対して、介護職員3人がかりのときもあり、腰を痛めてしまいました。
周りの介護職員もコルセットをして働いている人が多かったです。
一度痛めてしまうと、毎回とても腰がつらかったです。
それでも、やらなければならないので精神的にもしんどかったです。

【大変だった期間】
入職してから2カ月くらい続いた




【当時の心境】
想像以上に重労働で、体がつらい仕事なんだと思いました。
働き続けることにより、痛めた腰がどんどん悪化していくのではないかと心配になりました。
辞めないと腰は治らない、一生治らないかもしれないとも思いました。
それでも、優しい老人と会話で癒される時間もあり、この人のためにも頑張らなければと思いました。

【職場が大変だった原因】
介護の仕事は、腰に負担がかかるものなので、仕方がないのかもしれません。
現場はバタバタしているので、自分の腰をかばいきれないのは、しょうがない気がします。




【仕事で良かったこと】
働いた分の報酬は当たり前ですが、相手が人の仕事ですから、相手に「ありがとう」と感謝されるとやりがいを感じました。
入居者と打ち解けて会話が弾むようになり、パッチワークの手作りの巾着袋を頂いた時は、自分の祖母より愛おしく感じました。




【特にひどかった最悪の出来事】
老人ホームには複数の人が入居しているので、様々な性格の方がいらっしゃいます。
いい性格の老人ばかりではないということです。
認知症が進行していない、比較的会話が成り立つ老人で、気難しい性格の人とは接するのが大変でした。
お世話するのに、新人は嫌だという態度の人がいました。
でも対応するしかありませんでした。
ある日、食事介助をしていて、スプーンを口に運びました。
口に含んだと思ったら、吐き出しました。
さらにペッペッとわざと周囲にまき散らしました。
その人は、言わないで、態度で示す人だったので、スプーンの運びが気に入らなかったのかもしれませんし、新人が嫌だったのかもしれません。
言わないのでわかりません。
まき散らした食べ物の一部が私の顔につきました。
最悪でした。
その時は、さすがに気持ち悪かったです。




【相談した人・助けてくれた人】
年が近くて数年働いている先輩職員に相談しました。
新人の頃に同じように嫌がられたことがあると言ってました。
「スタッフは、いつも入居者さんを見ているけど、入居者さんもスタッフをよく見ている」と言ってました。
なので、新人が入ってきたらすぐわかるそうです。
「なるほど」と思いました。

【改善のための行動】
「とにかく慣れるしかない、場数をこなしていけば慣れる」と自分に言い聞かせました。
他の職員のように私もコルセットを購入し、コルセットをつけて働きました。
それでも、腰に負担がかかりました。
夜勤にも慣れるだろうと思いましたが、翌日の体のだるさは毎回ありました。




【現在の状況と心境の変化】
退職して16年経った。
腰が心配で、将来子供を産みたいという希望もあったので、自分の体を大事にしなければならないと思い、退職して転職することにした。
座って作業するデスクワークになったことで、腰の不安が減った。
不安な気持ちのまま仕事を続けていたら、仕事するモチベーションも減っていく気がしたので、退職してよかったと思っている。
気持ちが楽になった。

【学んだこと】
自分の体の悲鳴を無視してはいけない。
将来のことを考えて辞める決心をしたことは、いい選択だった。
仕事は大事だが、プライベートも大事。



【当時の自分へのアドバイス】
周りの人は大丈夫でも、自分の体は自分にしかわからない。
新人だから「とにかく頑張らなければいけない」という気持ちもわかるが、人生は仕事だけじゃない。
人生の中でやりたいことは何か、仕事以外のプライベートでやりたいことを叶えるために、この仕事をしながら叶えられるかどうかまで考えて、それに向かって行動していくことも大切。